| 最新の健康情報 |



過去に掲載された「健康情報」の一覧です。
■笑いの効用について
■香りの効用について
■音楽療法について
■免疫療法について
■アホエン ( ニンニクの新しいパワーが期待される
■ギャバ ( GABA = γ-アミノ洛酸 )
■寒天 ( カロリー 0 で、植物繊維 80% のヘルシー食品 )


  笑いの効用について
笑いの効用を、医療や福祉の現場に生かす試みが最近進められています。
心身に及ぼす笑いの効用が、最近の研究で科学的に証明されてきたからです。
つくり笑いでも、効用があるそうです。 笑いは健康のもとです。
笑うのに費用はかかりません。 おおいに笑って元気に暮らしましょう。


【 笑いの効用 】
「笑い」によって自律神経の頻繁な切り替えが起こることが医学的に証明されています。人の体には交感神経、副交感神経からなる自律神経があり、「笑い」によってこれらのバランス状態が代わり、副交感神経が優位な状態になるといわれています。

交感神経と副交感神経には、相反する性質があり、このバランスが崩れてしまうと、自律神経失調症などの不安定な状態になってしまうが、笑っているときには、これらがバランスよく働くといわれています。

「笑い」の健康効果として具体的な例は以下のようなものが挙げられています。
・大笑いすることで、腹筋や横隔膜が鍛えられ、排便がラクになる。
・楽しいことで笑えばストレス解消になり、便秘や胃腸の痛みも改善される。
・よく笑うことで体の筋肉を使い、心地よい疲れによってよく眠れるようになる。

「笑い」は単なるストレス解消だけでなく、ちょっとした運動と同じ効果があそうです。胸やお腹、腰、背中などさまざまな筋肉を使うので、ほどよい運動量となり内蔵や血液の流れがよくなり、その結果、便秘や冷え性、不眠なども改善されるというのです。さらに「笑い」は、ガンや糖尿病の予防にも効果があるといわれています。健康な人でも毎日、体内でガン細胞が発生しています。そのガン細胞を抑えるNK細胞(ナチュラルキラー)が、「笑う」ことによって増えるからです。

また、「笑い」は糖尿病の治療にも有効とされています。「笑い」は血糖値のコントロールにも密接にかかわっているといわれ、多くの眠っている遺伝子が笑うことによって目を覚ますといわれています。その結果、病気の予防・治療に効果的であるとされるのです。

おもしろいことに、「笑い」の健康効果は「作り笑い」でもあるということです。心からの笑いでなくても、「笑う」という行為自体が身体によいということです。「面白いことがない」といってあきらめるのではなく、まずは笑顔をつくることが大切です。そうすることで健康な身体でいることができ、心も豊かになってゆくのです。

*交感神経とは ・・・
 エネルギーを発散させるように働き、安らぎ・安心感を感じた状態のときに
 優位で、この状態が続くことによりストレスが解消されます。
 (例) 血圧があがる、瞳孔が広がる、鼓動・呼吸が早くなる、胃腸の働きが
弱まる、など
*副交感神経とは ・・・
 体にエネルギーを蓄えるように働き、怒りや恐怖を感じたときなどの異常な
 事態のときに優位になり、ストレスの原因となります。
 (例) 血圧がさがる、瞳孔が収縮する、鼓動・呼吸が遅くなる、胃腸の働きが
活発になる、など
*NK細胞とは ・・・
 白血球の一種で、それまでの免疫的な記憶がなくてもある種の腫瘍細胞
 (ガン細胞など)を破壊することができ、腫瘍が発生するのを防御する働き
 があるといわれています。自律神経の頻繁な切り替えによる脳への刺激
 により、神経ペプチド(免疫機能活性化ホルモン) が全身に分泌されて、
 NK細胞が活性化されるのです。

【 笑いの効用 9か条 】
[1] 脳内ホルモンの分泌で痛みなどが緩和される。
[2] 内臓の消化機能が向上する。
[3] 横隔膜や腹筋などを強め便秘を予防する。
[4] NK細胞が増え免疫力が向上する。
[5] 血液をサラサラにして生活習慣病を予防する。
[6] アルファー波が増え全身が癒される。
[7] 若返りホルモンの分泌が促進される。
[8] 頭がスッキリし、忍耐力や、やる気が出る。
[9] コミュニケーションを円滑にする。

笑うことが健康維持に役立つのは間違いないようです。笑いを生活の中に積極的に取り入れるには、自分で面白い!と思うものを見つける努力をすることだそうです。テレビのお笑い番組でも、喜劇映画でも、寄席でも、川柳でも、何でもいい。笑いを毎日の暮らしの中に取り入れるようこころがけて見て下さい。

毎朝、歯を磨くときに鏡に向かって笑顔をつくる練習をして、それができたら、自分で声を
上げて笑う練習をするのだそうです。面白くなくても、意図的に笑うと免疫力が上がると
いうデータもあるそうです。

とにかく、笑える土壌を育てていくことが大切なので、笑いを歯磨きのような存在にするこ
とだそうです。心から笑って、心身ともに健康で幸せな毎日を過ごしましょう。
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 香りの効用について
アロマテラピーとかハーブとか香りの持つ効用が生活の中で利用されています。
特にストレスの解消には効果があるそうです。たまには、ゆったりと心が癒された気分に浸って見るのもよいのではないでしょうか。香りには好き嫌いの個人差があると思われますが、自分にあったものを見つけ利用方法を工夫して活用したらどうでしょうか。
よい香りは自律神経のバランスを整え、幸せな心に誘ってくれます。
【 香りの効用 】
・ラベンダー
    爽やかな花の香で、気持ちを穏やかにしずめてくれるそうです。
眠れない夜はラベンダーのハーブを枕元に置いてみましょう。
・ジャスミン
優雅で甘美な香りで、自信とやる気を起こしてくれるそうです。
落ち込んでいるときなどに、ぜひ!
・ペパーミント
スーッと爽やかな香りで、ストレスを和らげ集中力をアップしてくれるそうです。
気分をリフレッシュしたいときに効果があるそうです。
・ローズマリー
スッキリした香りで、集中力、記憶力を高める効果があるそうです。
・カモミール
りんごのようなフルーティな香りで、神経を落ち着かせてくれるそうです。
神経が過敏で落ち着かないときに、カモミールティを飲んでみたら!
・ローズ
バラの香りで、イライラを落ち着けて、落ち込んだときに元気がでるそうです。
イライラしているときに、ローズティーを飲んでホッと一息いれてみたら?
・ユーカリ
頭をスッキリ、気分をリフレッシュさせてくれるそうです。
・バニラ
甘い香りで、緊張をほぐしてくれるそうです。
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 音楽療法について
最近 「治療の一環で音楽を利用している」 という話題を耳にするようになりました。
いわゆる “音楽療法” とは、「音楽の力によって人のいろいろな病気を改善させたり、治療する方法」 のことで、多くの医療施設でも取り入れられるようになっているようです。

音楽の中に含まれる、ゆらぎの波長(1/f)が聴覚を通して脳にはたらきかけ、脳の自律神経の調整によって感情や情緒を安定させる。その結果、臓器を安定させ血液の流れをよくし、健康な身体にしてくれるのだそうです。

その中でも特に 「モーツァルト」 の音楽が効果があるといわれており、モーツァルト音楽療法の本や、CDを最近多く目にするようになってきました。
1.なぜ モーツァルト なのか
   モーツァルトの名曲には副交感神経を刺激して、バランスを失った自律神経を正常化する音の特性を豊富にバランスよく含んでいるからといわれています。
多数ある音楽の中でも特にモーツァルトの音楽には、神経系を刺激する高周波音( 3,500ヘルツ)を豊富に含んでいるために、高周波音が人体のせき髄から脳にかけての神経系を効果的刺激し、その結果健康を支えている生態機能に良い影響を及ぼすためといわれているからです。
2.音楽療法で期待できる効果
・ 心身をリラックスさせ、ストレスを解消して免疫力が高まる
高血圧脳血管障害の克服。
・ 免疫性疾患 (がん、感染症、膠原病など) の予防。
老化を防止し、認知症(痴呆症)の治療。
・ 慢性分裂症や自閉症などの改善。
・ 痛みの緩和。
”モーツァルトを聞いて健康にすごそう”!
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 免疫療法について
免疫力を上げてガンや病気を治す医療法で、最近注目されています。
「免疫革命」 を発表した、安保徹氏(新潟大学大学院医歯学綜合研究科教授)が提唱するガンや病気を治す、4箇条プラス1
1.ストレスの多い生活パターンを変える。
   (精神的、肉体的ストレスがほとんどの病気の原因である)
2.病気の恐怖から逃れる。
(ガンの細胞は弱いもので免疫力が高まれば、ガン細胞は腿縮する)
3.免疫を抑制するような治療を受けない。
(手術、抗ガン剤、放射線治療は免疫を抑制し、体力を弱める結果となる)
4.積極的に副交感神経を刺激する。
(体にいいもの小魚や食物繊維の多い玄米、野菜、きのこなどを食べて、軽い運動を続ける)
5.笑顔を絶やさずよく笑うこと。
(最新の研究で笑うと、DNAが刺激をうけ活性化することが判明。 ⇒ 免疫力が高まる?)
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 アホエン ( ニンニクの新しいパワーが期待される )
最近ニンニクから新しく発見された成分で、その効果が注目されています。
生のニンニクや高温加熱したニンニクには含まれていない成分で、低温(100℃以下)で加熱することにより得られ次のような効果が期待されます。
コレステロールを抑制する効果
・脳を活性化し、ボケを防止する効果
老化を防止し、お肌の美容を向上する効果
・免疫力を向上させ、ガンを予防する効果
HIV(エイズ)の感染を予防する効果
※ アホエンの抽出方法 ( アホエン オイル )
    1. ニンニクを小刻みに切る
  2. 耐熱容器に油を入れ、お湯を張った鍋に湯せんして温める
  3. 油が温まったら切り刻んだニンニクを入れ、火を止める
  4. 余熱でアホエンが発生する
  5. 冷えてからニンニクをこして完成
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 ギャバ ( GABA = γ-アミノ洛酸 )
天然に存在するアミノ酸の一つで動植物をはじめ 広く自然界に存在し、血圧降下、精神安定作用などの効果が最近注目され、健康飲料等が相次いで発売されています。

ギャバは主に人間の脳内に存在する抑制性の神経伝達物質で、神経細胞の興奮を抑える働きがあり、次のような健康効果が期待されています。
・脳の血流を活発にし、脳細胞の代謝機能促進する効果
・延髄に作用して血圧を降下させる効果
・更年期障害や自律神経障害に見られるイライラを緩和する効果
腎臓・肝臓機能を改善し、向上する効果
・アルコール代謝促進し、2日酔いを防止する効果
大腸ガンを抑制する効果
肥満を防止する効果
中性脂肪の増加を抑制する効果
アルツハイマーを予防し、改善する効果
生活習慣病を予防する効果


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 寒天 ( カロリー 0 で、植物繊維 80% のヘルシー食品 )
NHKの “ためしてガッテン”でTV放映されてから、食品売場から寒天が姿を消したそうです。

寒天は食物繊維だけで食品としての栄養価のないものと思われていましたが、カルシウムや鉄分を多く含み、特に寒天に含まれる食物繊維が大腸ガンや肝臓ガンの発性率を制御するという光岡知足 東大名誉教授の実験結果が、大きな反響を呼んでいます。

食物繊維は最近「第6の栄養素」と呼ばれ他の栄養素にない重要な生理機能があることがわかってきました。寒天には次のような効用が期待できるそうです。
・食物繊維の血圧上昇を押さえる働きから、血圧を下げる効果
・食物繊維が腸内での脂肪の吸収を妨害し、吸着排泄によるコレステロール低下効果
・腸内の食物繊維が発ガン物質を吸着し排泄する働きから、大腸ガンを予防する効果
・食物繊維の働きにより血糖値の上昇を抑え、血糖値を下げる効果
・食物繊維の働きにより肥満を防ぎ、便秘を解消する効果
※ 角寒天の入手は難しいそうですが、粉寒天は探せばまだ手に入るそうです。
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